ひとりの少女と出会った。
瞳の輝きを見たとき僕らはその子に賭けてみようと思った。
失われた膨大な10年と呼ばれた1990年代。
それまで発展しつづけ、消費をし続けた日本経済は終息に向かっていった。
混沌とした時代が続き、いつしか人は21世紀にはきっと何かが変わるだろうと、
多くの人は少なからず何らかの期待をいだいていた。
20世紀の終わり頃「癒し」というキーワードが広まった。
1500億のマーケットが生まれた。期待は少し膨らんだ。
そして21世紀を迎えた・・・。失われた10年は更に続いていた。
音楽も同じだった。ただ消費され続けていた。ただ流されていた。
そして20世紀後半ついに音楽も毎年、数百億のマイナスへと転化していった。
結果に対する原因を「携帯」「違法コピー」と外的要因を追究していった。
「本質は何だろう?」
僕らは少女にいくつかの答えを見た気がする。
才能、逸材、天才は確かにいる。沢山いる。ただその能力に対してどこまでひたむきになれるか。
頑張って、頑張って、頑張り抜けるか。
全ての答えがここにあると思う。
不可能を可能にしてゆく力って案外素朴な事なのかもしれない。
「ひたむきに、ただ頑張ること」
ただそれだけかもしれない。
